2006
11.11

Vol.44「松下幸之助ツアー」

けんぞう見聞録


□日時:2006年11月11日(土)
□場所:京都府 相楽郡~大阪府 門真市
□内容:松下資料館と歴史館訪問


グロービスのMBA生が企画した松下幸之助研究ツアーに参加。朝から資料館を訪ね午後からは歴史館を訪問。そして夕方からは1日インプットした情報を熟成させるべく熱いディスカッションに没頭。なんとなく知っていた幸之助はんがとても身近に感じる事ができた1日でした。本日の学びはズバリ「素直な心になりなはれ!」でんなあ~。


松下資料館とは

松下電器の創業者でありPHP総合研究所の創設者でもある松下幸之助の生誕100年にあたる平成6年、当財団の活動の一環として開設。幸之助が70年以上にわたり全身全霊を打ち込んできた事業経営において歩んできた道や重ねてきた思索、考え方が紹介されています。中でも昭和7年に発表した「250年計画」には驚きました。このとき既に2182年のことを考えていたとは・・・


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幸之助ここだけの話

館長に講演をいただきここだけの話をゲットしてきたました。
1)松下家の名前の由来は和歌山の実家の場所に大きな松の木があり、松の下の家だったので村の人たちが松の下の家と呼んだのがはじまりだとか?う~ん説得力ある~。
2)創業するとき最初は奥さんに「おしるこ屋をやりたい」と言ったとか?そこで奥さんは「水商売は絶対あかん!」と反対され断念したとか?

もともと身体が弱かった幸之助は大きな事業意欲があって起業した訳ではなく、商売なら自分の体調に合わせて仕事ができるだろうという考えだったそうです。意外な発見かも?


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幸ちゃんと2ショット

玄関で出迎えてくれた幸ちゃんと記念写真を撮ってきました。身長は167センチぐらいだったようですが、こうして見ると親友のようでしょ?見えんか?そしてお土産に「素直な心になるために」を座右の書として買って帰りました。
はたしてこれからなれるのか(笑)。


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松下電器歴史館とは

松下電器の創業50周年を記念して1968年3月に開館。1995年3月には、松下幸之助の生誕100年を記念して全面改装し、創業当時の家やこれまで販売された商品の歴史を見る事ができます。またこの建物は1933年に建設された本社社屋を復元したものです。「広告」を積極的に行う意味は自社のPRではなく、良い製品が生まれたことを世間のみなさんに早く告知することで、社会生活が豊かになるという考え方には感心させられました。


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自転車にかける熱い想い

幸之助は10才の時に「五代自転車商会」に丁稚奉公に行きますが、その時の思いが強かったのか自転車用のランプをブレークさせます。またその後も家電事業とはあまりシナジーが強くない自転車事業に力を入れています。この自転車事業だけは全社戦略というより創業者の想いが込もっているのかもしれまへんなあ~
※下の写真3点は今年の自転車総合展示会でのパナソニックブースの様子です。


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朝まで?徹底討論会

まる1日松下漬けになり、松下電器がここまで成長したのは何かがうまく回っているのでは?と考え、自分なりにひとつのサイクルを発見しました。それを「幸之助流最適創造サイクル」と名付けました。要するに幸之助は自社の成長を目的とするのではなく、常に社会の最適化を目的に事業に携わってきており、それをうまくまわすエンジンとして「素直な心」の大切さを説いているのではと感じました。う~ん知れば知る程幸之助は凄い!こりゃ呼び捨てではあかん!今後は幸之助さまと呼ぼう。貴重な時間をご一緒させていただいたGMBA生のみなさんに素直に感謝です(笑)


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