03.05
2024年3月1日第252号
まいどおおきに！スマイルマーケティングの高橋健三です！
いつもスマイルメルマガをご愛読いただきほんまにありがとうございます。
梅が咲き、次は桜が待ち遠しい季節となりましたね。3月～4月は卒業、
入学など新生活が始まるシーズンなので、若かりし頃を思い出してフレッシュ
な気持ちで過ごしたいものです。
昨日2月29日は経済産業省近畿経済産業局が主催する地域ブランドネット
ワークサロンの発表会がありました。
福井の鯖江めがね、京都の丹後織物、大阪の泉州タオル、兵庫の丹波篠山の
黒大豆、奈良の広陵くつした、と各産地で活躍する企業さんが参加されお互い
がコラボすることで新たな商品やサービスを生み出すことを目指したプロジェ
クトで、なにわのマーケティングコーチも専門家という立場からこの企画を
応援させていただきました。
数か月を掛けて会議室での名刺交換から、各社への相互訪問を経て、それは
それはユニークなアイデアが沢山生まれました。そして発表会では百貨店、
専門店、駅ナカショップ、ホテル、観光など販路と成り得る応援企業が集まり、
企画に対してコメントをいただきました。中には「うちならこう売る！」と
いう具体的なご意見もあり、発表会は大いに盛り上がりました。
この経験から、良いものを作れば売れるという時代は去り、商品に体験や物語を
添えて販売するスタイルの重要性を改めて感じました。
それぞれの商品が作られた歴史や想いをしっかり伝えて販売する。出会い頭
の「衝動買い」ではなくじっくり付き合う「感動買い」がこれからのキーワード
になると思います。そんなマーケティング作戦を組み立てて参りましょう！
では今月も「SMILE-MKメールマガジン」をじっくりお楽しみください。
感謝！
■■■インデックスのご案内■■■
1）スマイルマーケティングトピックス
2）SDGsマーケティングアクション
3）だいぶ気になるコラボレーション戦略
4）日経MJで見つけた「ちょっと気になる4P戦略」
5）読んだら損するしょ～むない話←シン・卒業式の名称とは・・・
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1）スマイルマーケティングトピックス
新入社員から経営者までマーケティングの理解と実践は事業に直結
する最重要課題です。リアルでもオンラインでもご希望のスタイル
に合わせてカスタマイズ致します。今年はマーケティングイヤーに！
■3月5日はスマイルマーケティングの設立記念日
お陰様で2003年の設立より21年が経過しました。これもひとえ
に応援してくださる皆さん方のお陰であると心より感謝しております。
これからもどうぞ変わらずご贔屓賜りますようよろしゅうにお願い申
し上げます。深謝！
■3月3日（日）オーガニック×ジョーモンワークショップ開催！
兵庫県丹波市で有機野菜やジビエを食べながらこれからのオーガ
ニックライフを考えるワークショップを開催します。今年は7月、
10月にもワークショップを計画していますので、ご興味あれば
気軽にお声がけください。
フェイスブック頁はこちら
https://www.facebook.com/fukkasonjuku/
■3月15日（金）第35回「マーケティング妄想バー」
今年も3月、6月、9月、12月に開催します。マーケティングの
一歩はまず妄想から。どやさ！
日時：3月15日（金）19：00～22：00（たっぷり3時間）
会場：アイエスビル3Fレトロルームにて
住所： 大阪市中央区内平野町2-1-2アイエスビル
参加費：4,000円（軽食、ドリンク含む）
定員：10名（先着順）
講師：なにわのマーケティングコーチ高橋健三
参加申し込みはこちら：https://www.smile-mk.com/seminar/
■新サービスのご紹介「はじめてのまーけてぃんぐ指南」
昨年春のサービス開始以来、これまで実に様々な業種の方にご利用
いただいております。年に一度の健康診断のように会社でもマーケ
ティング診断を受けてみませんか？
1回目：オンラインで60分の実践力診断
100項目への回答で実践力をチェックします
2回目：オンラインで30分のまーけていんぐ指南
診断結果を元に今すぐできるアクションを指南します
詳しくはこちら：https://www.smile-mk.com/corporate_training/hajimete/
このマンガチラシを制作していただいたキタデザインさんの
サイトで紹介いただきました。感謝！
https://www.manga-design.jp/2023071101/
■新刊本「社員の能力を120%引き出す研修講師32選」ご紹介
企業の研修担当者を対象に32人の研修講師がそれぞれの強みを
活かした研修プログラムを紹介する書籍に執筆参加。この本の中で
「縄文型マーケティング発掘講座」を紹介しています。
アマゾンサイト：https://x.gd/Audq6
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2）SDGsマーケティングアクション
（日経MJ2月1日～29日記事より）
持続可能な経営を目指す際にSDGsの17テーマは大きなヒントに
なります。また業種、業態に応じて重点テーマも違います。2030
年に向けレッツアクション！
■各社のSDGsアクション
1）ネスレ日本
JR貨物グループと組んで静岡から大阪の定期貨物鉄道輸送を開始。年間4000台分のトラック輸送の削減で、CO2削減量を年間約900トン見込む。
2）左京（ひな人形制作）
いらなくなった子供服をひな人形に仕立てなおすサービスを開始。最低1着からでも受け付け、この柄を目立たせたいなどの要望を聞きながら職人が制作する。
3）ファミリーマート
店で提供するプラスチック製のスプーンやストローを有料にする。首都圏などの約100店から先行開始。他にもフォーク、デザート用スプーンなど計6品。価格は4～6円。
4）サーキュラーヴィレッジホステルグルリ
ごみのリサイクル率が高い鹿児島県大崎町の宿泊施設で住民のごみ分類を体験できるプランを提供。住民の生活に近い体験ができるようごみ箱を12品目に分類。
5）キリンホールディングス
キッチンカーなどが提供する持ち帰り容器を再利用する実証実験を開始。中野セントラルパーク内で、三井化学が提供するバイオプラスチック素材の容器を提供し回収する。
■関西ファッション連合SDGs推進サポーター活動報告
導入セミナーへの登壇や取組み企業への取材などを通じてSDGs
の推進を応援しています。導入事例紹介サイトでは現在39社を
掲載中！
https://peraichi.com/landing_pages/view/kanfasdgs
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3）だいぶ気になるコラボレーション戦略
（日経MJ2月1日～29日記事より）
マーケティング3.0の取り組みとして広がるコラボレーション。
自社の4Pにパートナー企業の4Pを掛け合わせることで新たな顧客
創造につなげたいものですね。バックナンバーはこちら
https://www.smile-mk.com/blog/category/collabo/
■日清食品&funbox
文具や雑貨のfunboxは日清食品とコラボして人気袋麺の袋型ポーチを発売。チキンラーメン、出前一丁のパッケージを模してポーチに仕立てた。マチ付きなので実用性も高い。
https://www.funbox.jp/news/657.html
■中日ドラゴンズ&ザロイヤルパークホテル
ザロイヤルパークホテルアイコニック名古屋は中日ドラゴンズとコラボして、ドラゴンズルームを2室設ける。床に本拠地で使用している人工芝を敷き詰め、選手が使用するロッカーやベンチをイメージした。
https://www.chunichi.co.jp/article/854892
■タリーズ&トムとジェリー
タリーズコーヒージャパンはトムとジェリーとコラボして桜をモチーフにしたドリンクなどの新商品を、キャラクターを描いたカップで提供する。合わせてグミも用意した。
https://www.tullys.co.jp/cpn/tomandjerry_spring_2024/
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4）ちょっと気になる4P戦略（日経MJ2月1日～29日記事より）
日経MJ新聞の1ヶ月の記事からなにわのマーケティングコーチが厳選
したネタをピックアップ。4Pアクションの実践に向けたヒントにご活用
ください！バックナンバーはこちら
https://www.smile-mk.com/blog/category/4p/
■PRODUCT（商品）戦略/CUSTOMER VALUE（顧客価値）
事例1）クラシックデザインのデジカメ登場！
富士フィルムはクラシックなデザインはそのままに高級コンパクトデジタルカメラ「X100」シリーズを発売。手ぶれ補正機能、AI技術による被写体検出AF機能などを搭載。合わせてユーザー向けのメタバースサービスも発表。見た目はクラシックで中身は最先端。まるで自分のことみたいや（笑）
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/11133
事例2）頭文字DのハチロクがEVで再登場！
トヨタ自動車はAE86型カローラレビン、スプリンタートレノとして販売しファンからは「ハチロク」の愛称で呼ばれていたガソリン車をEV仕様にして試乗会を開催。EVだがクラッチやシフトレバーも搭載し、マニュアル操作で運転ができる。座っただけで1980年代に戻れそうでんな（笑）
https://autoc-one.jp/motorshow/5016658/
プロダクト戦略を妄想せよ！
クラシックなデザインの最先端デジタルカメラ。1980年代の名車をEVで再現。古き良き哀愁が漂う昭和のデザインを活かしながら、中身は最先端の技術を搭載するプロダクト。これからの商品開発の王道になるかも知れまへんな。♪昔の名前で～出ています～
■PRICE（価格）戦略/CUSTOMER COST（顧客コスト）
事例1）超高級カセットコンロで料理してみます？
岩谷産業はカセットコンロの高級モデル「イワタニカセットフー極」を7万5千円で発売。金色に輝く丸い形状が特徴で、アルミ鋳造による製造や手作業の特殊塗装を取り入れ高級感を演出。料理もセレブなメニューが要りまんな。
https://www.iwatani-i-collect.com/products/outdoor/item-23574.html
事例2）富士山めぐって100万円なり！
静岡県観光協会はインバウンド向けに富士山をテーマに1週間程度で周遊するツアーの取り扱いを開始。料金は一人100万円。富士山本宮浅間大社や箱根めぐりなど高級ミニバンに専属ガイドが添乗して信仰、芸術、暮らしなどをテーマにゆっくりと非日常感を味わう。最後は富士山の絵がある銭湯にも入って欲しいもんでんな。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC314I40R30C24A1000000/
プライス戦略を妄想せよ！
数千円のカセットコンロから7万5千円の商品が飛び出す。素材やデザインにこだわることで、まだまだ開拓できる商材はありそうです。また富士山が100万円で売れるなら、他にもお伊勢さんや高野山など有難みを感じるスポットでどんどん100万円のツアーが作れそうでんな。ニッポン全国どこでも100万円でっせ～
■PLACE（販路）戦略/CONVENIENCE（利便性）
事例1）三重県の神島で塩づくりが始まる？
三重県の離島、神島で製塩がはじまりまもなく「神島の塩」の販売を行う。鳥羽市に住む寺田さんが2023年に寺田林右衛門本店を個人経営で設立し本格的に製塩を開始。月の3分の1ほどを親元で過ごし月間100キログラムを製造。地元の海女さん達も袋詰めをお手伝い。潮騒の舞台になった島なのであの百恵ちゃんにも届けたいもんでんな。
https://mainichi.jp/articles/20231215/ddl/k24/040/107000c
事例2）銭湯に入り放題の賃貸物件はどやさ！
古民家再生事業のナラティブは奈良県御所市で銭湯に入り放題の特典がついた古民家物件の賃貸を開始。江戸時代の街並みが残る御所まちにある築約100年の2戸からなる「赤塚長屋」を改修。物件から徒歩数分にある御所宝湯を、営業時間中ならいつでも利用できる。建物は古いけど特典は新しい。まさに温故知新でんな。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000124789.html
プレイス戦略を妄想せよ！
伊勢湾に浮かぶ神島で作られた塩はその味だけでなく、三島由紀夫ファンにも愛されることでしょう。そして御所市の古民家を活かしかつ銭湯にも浸かれるアイデアは、まさにモノ、コト、トキと様々な消費スタイルの合わせ技ともいえまんな。住むのはちと遠いけどお風呂には入ってみたい！
■PROMOTION（販促）戦略/COMMUNICATION（コミュニケーション）
事例1）「ちょこっと幸せ研究所」ができました！
ロッテはチョコレートがウェルビーイングに与える影響を研究するため「ちょこっと幸せ研究所」を設立。2024年はガーナ発売から60周年の節目に当たり、チョコがもたらす幸せについてエビデンスを研究するとのこと。そばにあるだけで十分幸せやねんけどな～（笑）
https://www.lotte.co.jp/corporate/chocotto/
事例2）「おにぎりサミット」が立ち上がりました！
この度、食品メーカー、コメ卸、具材の産地などの関係者が「おにぎりサミット」を立ち上げた。第1回は2月2日に開催され新潟県南魚沼市、和歌山県みなべ町、富山県魚津市など7市町が参加。おにぎりを通じたまちづくりの推進で合意した。万博でおにぎり店のオープンも目指している。海苔、コメ、具材とおにぎりは日本全国をつなぎまんな。
https://summit2024.onigiri.or.jp/
プロモーション戦略を妄想せよ！
企業もモノを売る時代から文化を売る時代に突入。これまで経済人と文化人の距離は少し離れていましたが、これからは企業が文化の担い手となり、ターゲット市場の裾野を広げるスタイルが定着しそうです。さて御社は研究所を作る？それともサミットを開催する？
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5）読んだら損するしょ～むない話
毎月スマイルメルマガを締めくくるのはこのコーナー。読んだら
ほんまに損するか？損しないか？読んでみなけりゃわからない（笑）
バックナンバーはこちら
https://www.smile-mk.com/blog/category/story/
シン・卒業式の名称とは・・・
3月は卒業のシーズン。時代も令和となり大昔からある「卒業式」に代わる新しい名称を考えてみました。
脱制服式：制服を着て学校に行くのも最後になるので
名残り惜しい式：同級生と離れ離れになるので
送辞対答辞式：在校生の言葉と卒業生の言葉が対決するので
第2ボタン争奪式：憧れの人のボタンを奪い合うので
制服お下がり式：弟や妹に制服をあげるので
仰げばとうと式：♪仰げば～尊し～と歌うので
先生ウルウル式：担任の先生が泣き出すので
両親感動式：よくぞ立派に育ったと親が喜ぶので
やっぱり「卒業式」が一番よろしいな（笑）
来月も引き続きしょ～むないネタにご期待ください。
3月があなたにとって笑顔溢れるひと月になりますように！感謝！
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「SMILE-MKメールマガジン」2024年3月1日第252号
読者数：722名（3月1日現在）
編集者：なにわのマーケティングコーチ高橋健三（グロービスMBA大阪1st）
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