2010
08.23

11.持つべき者は桃太郎の家来たち

なるほどMKコラム100

 「昔々あるところに・・・」で始まる昔話「桃太郎」は誰もが知っているお話ですよね。桃から生まれた桃太郎はやがて立派に成長し、犬、猿、キジの3匹の家来を従えて鬼ヶ島に鬼退治に出かけ見事に宝物を持ち帰ったというめでたいお話です。ではなぜ桃太郎の家来は犬、猿、キジの3匹だったのでしょう?それには鬼と戦う上で大きな意味があったのです。すなわち「犬の視点」で目の前の敵をみつめ、「猿の視点」で木の上から近くの敵を見下ろし、「キジの視点」で空の上から島全体を眺めたのです。
 この3つの視点を持つことで桃太郎は見事に勝利したのです。さてこの3つの視点を企業のマーケティング戦略に置き換えてみると「犬の視点」とはすなわち目の前の来店客が満足してくれるようなサービスを提供すること。「猿の視点」とは近くのお客様に何度も来店していただけるような仕掛けを作ること。そして「キジの視点」とはまだお店を知らないお客様に広くその存在を知っていただくこと。このようにマーケティング戦略を考える際にも犬、猿、キジの3つの視点は大変重要ですよね。
 それこそが『持つべき者は桃太郎の家来たち』です。

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